■ ひとくちメモ ■

■思い出のQSL■
HV0A(Vatican)
2010 10/16 12CW

 この局もLocは I なので、QRVすればQSOできるのに、中々チャンスがありませんでした。たまたまwatchしてたら、CQを出していたので、QSO。その後spotされパイルになりました。12mのみでのATNO解消のQSLです。




















































































































































































































■思い出のQSL■
3D2MD(Monaco)
2010/7/3 20CW 多数

 有名な”Lauraおばさん”です。無線以外にも多彩の趣味をお持ちのYL DXerです。JAにもよくサービスしてくれるので助かります。TNX 88!!

ひとくちメモ 

私見に基づくひとくちメモです。各局のご参考になれば幸いです。


パイル時のQSO法

当局がパイルに参戦するときのやり方を紹介します。

*STEP1:まずmodeを選ぶ。当局の場合、CW以外は原則パイルに参戦しない。なぜなら当局の設備力(ANT、Power、諸設備)では、大きなSSB/RTTYパイルには勝てない。SSBもパイル前ならチャンスあり。

*STEP2:次にpedi局の特性を5分間watchする。タイプは多い順に次の4通り。

 @UPタイプ:upした周波数から徐々にupして、highendまできたら最初のupに戻る

 ADOWNタイプ:高い周波数から徐々にdownして、lowendまできたらまた高い周波数に戻る

 BFIXタイプ:upした周波数でほとんど動かない

 CRANDOMタイプ:どこにreturnするかはそのとき次第、一名”ロシアンルーレット”

*STEP3:callをするpoint(周波数)も次の4通り。

 @相手局のreturn pointを予測してcall

 A特定の固定したpointでcall

 B一番lowedgeでcall

 C離れたhighedgeでcall

  @はBig Gun用で当局ではQSO可能性は少ない。Aでがんばるか、ゲリラ戦法といわれるBCにするかはその時の状況判断。


□パイルの種類

 パイルにもピンからキリまであります。当局はパイルを、”年末ジャンボ宝くじ”にあやかり、次の3通りに分類しています。 ATNOであれば@でもAでも参戦しなければなるまいに、多くの場合電気代の無駄となりますが・・・

 @ジャンボpile:超珍entityがQRVして、広範囲にpileが広がりreturn pointすら不明、勝算確率はゼロに近い。

 Aミニpile:return pointは判別できるがかなりのpile、勝算確率は50%程度。

 Bプチpile:何とか拾ってもらえそうな品のよいpile、勝算確率70%程度。


□DXer分類

 当局の定義では、DXerは以下の3種類に分類できると考えています。ここでDXerとは、”2アマ以上、100W以上、Highband 3ele yagi以上で珍entityには参戦、DXCCに興味あり”と定義。

 @ICBM DXer:プロのアマチュア無線家。ANT firmを持ち1KW(以上?)でプロ顔負け、call一発でreturnあり、勝率95%

 ABig Gun DXer:強力なアマチュア無線家。多element mono-banderで1KW、勝率90%

 BSmall Pistol DXer:標準的なアマチュア無線家。3〜4ele tri-bander、100〜200W、勝率10〜50%

 無線をやっている期間等にもよりますが、@A局はDXCC HRまたはNO.1を卒業し、DXCC ChallengeやIOTAに挑戦しているのでしょう。当局はBのSmall Pistolで、DXCC HR挑戦中です。


□更新時間の許容範囲

 当局は交信終了時は、Hamlogに入力し、紙logに記入しています。”ボケ化現象”により、時として記入漏れで次のQSOしてしまうことが、特にコンテスト中あります(当局はコンテスターでないので、コンテスト専用logは使用してない)。後から気がついて入れるのですが、QSO時間が不正確になります。問題はLotwとClublogがどのくらいの時間的誤差許容範囲かということになります。調べたらCQ2016 7月号185頁では”Lotwが30〜40分、Clublogが+-10分程度”との由、これだけ許容範囲があれば、大丈夫でしょう。


□DXerの健康法

 DXCC HRを取るまでは、健康に留意してあと3〜5年は現役DXerを継続する必要があります。心・技・体ではないが、技術はさておき70歳を過ぎた当局には”心と体(mind&body)”はメンテが必要です。

*心(mind)

 @DXing:無線をしていれば心も楽しい(QSOできなければ悲しい) 

 Aナンプレ:ボケ頭の論理的思考力増強

 B古典落語:名人芸を聞いてリラックス

 C英会話:普段使わない脳みそを活性化、毎週火曜日50分

*体(body)

 @walking:毎日AM/PMそれぞれ30分を基本

 A仕事:仕事量を少なくして現役として仕事

 B全国都道府県庁訪問:47の県庁を全て訪問済み、意外と体力が必要


□コンテストの話

 当局はコンテスターでないので、コンテストには珍局狙いで少し参加するだけです。あのノイズのかたまりに集中するのは体力的に無理。唯一本格的に参戦したのが、2016年のJASTA主催のSSTVコンテスト。やー、これは楽しかったですね。入賞を狙ってガツガツする局もありますが、多くの局はそれぞれのペースでのんびりやってました。当局SSTVにはまっていた時期なので、大変楽しめました。同じ日でなければ、”dupe”にならないという大変おおらかなルールですので、『本日は有難うございました。明日もよろしく、73』と、他のコンテストでは考えられないような挨拶でQSOが終了します。このコンテストも残念ながら2018年で中止になりました。”古きよき時代”が一歩一歩遠ざかる思いです。


□Dupeの定義

 DXにおいてLIDSや野暮の典型と言われる”dupe”は人によりその定義が異なるようです。私見では、範囲の狭い順に以下の通りとなります。一般的にはCが採用されているようですが、JASTAのSSTVコンテストのDのような広範囲な定義もあります。人様に迷惑をかけないように最低限Cは守りたいもんです。

 @entity :異なるcallでもentityが同じならdupe

 Acallsign:同一callでdupe

 Bband  :同一call、同一bandでdupe

 Cmode  :同一call、同一band、同一modeでdupe

 Dday   :同一call、同一band、同一mode、同一dayでdupe


□DXSCAPE時間差攻撃

 DXSCAPEはDXerの必須の道具。[JA]にspotされたらパイルはさらにひどくなります(It's too late)。当局は[WW]をwatchして、JAにspotされる前にQSOできるよう心がけています。WWからJAの時間差攻撃は、標準局にとって結構有効です。

   


□真空管の話

 50年前の無線の世界では、真空管が当たり前(トランジスターはあったが、高価でアマチュアには使えなかった)。特に送信管には思い入れがあります。左より。3-500Z、6146、807と著名な真空管を集めてシャックに飾ってあります。

   3-500Zはヤフオクで\3Kで入手、不動品でも売買あり。


□ECO QSOの話

 DXpediが行われるとき、時としてClublogの”leaderboards”という機能が使われることがあります。band/mode別に穴埋めして、QSO数を競う品の無いお遊びです。Big Gun局は得意になり穴埋めに走る。我々のようなSmall Pistol(標準局)はANTOを解消するのがセーいっぱい。見識あるDXpediは、全員にQSOのチャンスを与えると言う意味で、このleaderboardsの機能を使用しない。さらに見識の高い局は、ある特定の日を”ATNO only”と、Small Pistol局にチャンスをくれる。当局は、原則各bandでQSOできれば、それ以上QSOしないという”ECO QSO”にしている。JAから近く誰でもQSOできた”XU7MDC”を例に取ると、左が”ECO QSO”、右が”穴埋め主義”。さてさて、どちらがいいのだろうか?

   

□VP8STIの話

 2016年にVP8STIとVP8SGIの超大型DXpediが行われました。当局にとってVP8STIはATNOなので臨戦態勢で望みましたが、コンデションが悪くQSOできませんでした。しかるにWの某局は以下の通り何と12QSOもしていました。本人は得意満面でしょうが、我々からすると”品のないBig Gunの横暴”"Greedy”となり、少なくとも賞賛には値しません。

   

□クラスターspotの話

 最近はマナーに問題ある局が増えたように感じます。自局のlognote代わりにspot、雑魚(失礼!)局を堂々とspot、他局の中傷、他局のcallsignを使う等々。spotするにも次の4通りあるようで、品のいいOMさんは@でしょう。お互い爺さん(多分)で、趣味(遊び)の世界ですから、楽しくやりましょう。

 @CQを出している局しかspotしない

 A自分がQSOした珍局をspotしてパイルをひどくする

 B同じ内容でspot数稼ぎをする

 C聞こえてないのにWWを見てJAにspotする


□部品は1つずつ買った方が安い?  (注)令和元年9月30日以前の消費税8%時代の話です。

 このひとくちメモは少々セコイ話ですので、”頭の体操”として笑い飛ばしてください。ある部品を1個99円(外税)で2個同時に買いました。『213円です』と言われ213円払いましたが、偶数個なのに奇数金額とは?? 疑問になりレシートを確認しました。99X2X1.08=213.84 (円未満切捨)213円となってました。『まてよ、仮に1個づづバラ買いしたらどうなる?』と計算すると、99X1.08=106.92(円未満切捨) 106円、106X2=212円となり1円得する。消費税の端数処理で、同じ部品を1個を2回に分けて2個バラ買いする場合と、2個同時に買う場合で1円の差が出ます(3個買う場合には、2円の差が出ます、以下同様)。厳密には、@消費税が外税 A円未満切捨 B本体合計して消費税計算 という3つの条件がある場合です。面白いですね。

 さてここでクイズです。1個1,999円の部品を買う場合、バラ買いする場合と、同時に買う場合でどのくらいの差が出るでしょうか?

     クイズ解答


□LID

 クラスターによく”LID/LIDS”という単語が出てきます。”A poor operator”即ち、マナーのよくない局を言うようです。”イモ”、”アホ”、”ヘボ”、”ウザイ”等日本語でも多様であります。5種類に類型化できるようです。

 @split無視 Aかぶせ B呼び倒し Cオンフレチューン又は妨害 D指定エリア無視

恥ずかしながら当局も不注意で@でオンフレで出て”UP,UP"と怒られたことがあります。お互い気をつけましょう。『JAのマナーは悪くなった』と言うのが定説です。WWでもマナーの問題があり、”DX code of Conduct”があり、参考にしたいもんです。